子育て支援にはどのようなものがあるの?知って損はない子育て支援の種類や特徴を解説!

 

最近ネットやニュースなどで目や耳にすることが多くなったのが子育て支援ですが、子育て支援とはどのような制度であり、利用することによってどのようなメリットがあるのでしょう。

ここでは、子育て支援の概要や種類、特徴などを、順を追って解説していきたいと思います。

 

子育て支援とは?

子育て支援とは、厚生労働省が推進する、次代の社会を担う子どもたちの育ちを社会全体で応援するために、子育てにかかる経済的負担の軽減や、安心して子育てを行える環境整備のための施策などをし、総合的に子育てを支援するさまざまな制度のことを言います。

一般的によく知られている「児童手当」や「保育園の無償化」などの経済的な制度の他にも、「児童虐待防止対策」や「DV防止対策」など、子どもの暮らしや環境、保育・教育などに関わる制度や法律なども、子育て支援の一環として取り組まれています。

 

子育て支援の種類

子育て支援にはどのような種類があり、また具体的にどのような支援を利用できるのでしょう。

ここからは、子育て支援の種類や具体的な支援内容などを解説していきます。

従来の子育て支援

子育て支援には、昔から実施されている従来の支援や最近またはこれらから新たに実施される新制度による子育て支援などさまざまな支援があります。

児童手当 児童を育てる保護者に対して、主に行政から支給される手当のことを言います。

育てる子どもの人数や、子どもの年齢によって手当の金額が異なります。

乳幼児の医療費助成 乳幼児が医療機関で診察や治療を受けた際に、その費用の一部または全額を自治体が助成してくれる制度のことを言います。

対象となる子どもの年齢は各自治体によって異なりますが、この支援を受けるためには、赤ちゃんも健康保険に加入する必要があります。

子育て支援センター 地域の子育て家庭に対する育児支援を行うことを目的とした厚生労働省の通達に基づいた施設のことを言います。

育児不安等についての相談指導や、家庭的保育を行う者への支援など、子育てに関するさまざまなことを相談・指導を行います。

地域のコミュニティーセンターなどでも同じような事業が行われていることもあります。

保育園が行う子育て支援 保育園や幼稚園に通ってない子どもを集会所や保育園に呼んで、親子の情報交換の場をつくる支援事業のことを言い、子ども同士の交流を通じて、他者の関わりを学ぶ場にもなります。
図書館が行う子育て支援 子育て支援コーナーを設け、妊娠や出産、育児やしつけなどといった子育てに関する図書を分かりやすく管理し貸し出しを行います。

図書の貸し出しの他にも、子育て関係のイベントや団体などのパンフレットやチラシなども配布しており、地域の子育て支援の情報を得ることもできます。

このようにさまざまな支援をそれぞれの内容で利用することができます。

経済的な支援から、保育・教育、家庭環境に関するさまざまな相談や指導も受けることができるので、子育てに不安や疑問がある保護者の方は、一人で考え込まないでこれら支援や制度を一度利用してみましょう。

新制度による子育て支援

以下は、新制度による子育て支援の概要になります。

認定こども園 保育園や幼稚園における小学校就学前の子どもに対して、保育や教育、また保護者に対して子育て支援の総合的な提供を行う施設のことを言います。

一般的な保育園や幼稚園と内容自体はあまり変わりませんが、「必要な時に子供を預けたい」「保育だけではなく教育にも力を入れたい」などのニーズに対応しているため、より保護者に寄り添った支援と言えます。

地域型保育 地域における多様な保育ニーズにきめ細かく対応し、質の高い保育を提供する新たな子育て支援のことを言います。

小規模保育事業や居宅訪問型保育事業など内容を種類分けすることにより、より細かいニーズに対応できるようになっています。

これらの2つの新しい支援は、現代社会のニーズに合せるようにできた制度とも言え、「認定こども園」「地域型保育」共に、保護者の仕事と子育ての両立をサポートしてくれる内容になっていると言えます。

例えば、認定こども園の場合であれば、園により延長保育、午後や土曜日、夏休みなどの長期休業中の預かり保育などを実施してくれたりもするので、保護者の方は安心して仕事に行くことができます。

また、地域型保育も、「家庭的保育」「小規模保育」「事業所内保育」「居宅訪問型保育」と、4つのタイプの支援が利用でき、家庭環境や状況に応じた保育支援を利用することができます。

支援や制度を利用するには相談や申請が必要

支援や制度をそれぞれ利用するには自治体によって条件が異なります。

これら支援や制度は、子どもがいる、子育てをしているというだけで、自動で受けれるというものではなく、利用するためには各自治体でそれぞれ申請を行い、認定を受けて初めて支援や制度を利用できます。

子育て行う上で「このようなことが足りない」「経済的に苦しい」「子育てと仕事をより両立したい」などと感じた場合は、各自治体のホームページや窓口などで問い合わせを行い、相談や支援の申請などを行いましょう。

 

企業による子育て支援もある

近年では、仕事と家庭の両立のために. 子育てや介護をしながら働き続けられるよう、仕事と家庭を両立しやすい職場環境づくりの推進など、国だけではなく社会全体で取り組む傾向が強くなってきています。

産休・育休などの福利厚生の充実化が企業による子育て支援の一環ではありますが、その他にも、例えば、会社内に託児所を設け子供を預けながら保護者が仕事に集中できる職場環境作りなど、企業によって支援の内容はさまざまです。

このように、国や自治体、民間が連携することによって、社会全体での子育て支援が今後さらに多く取り組まれることが予想できます。

 

子育て支援の問題点

上記で紹介したように、現在では国や自治体だけではなく、社会全体で子育てを支援する傾向があり、より良い子育て環境が整いつつあります。

ですが、子育て支援にもまだまださまざまな問題点があり、社会全体で課題をクリアしていく必要があります。

例えば、「仕事と子育てに加え介護もしなければならず支援や制度を利用する暇がない」「子育て支援が子どものためよりも保護者のためになってしまっている」「利用できる支援が多すぎて親子間の時間がなくなってしまった」など、課題や問題はまだまだ多いです。

これら課題はクリアしなければならないことですが、待機児童問題が深刻化している中では解消も難しいとされています。

子育て支援の問題点は、支援や制度が実施されて経過を見る必要もあるため、課題の解消のために新たな制度の実施や、制度の修正・変更なども予想されるので、対応するためにも子育て支援に関する動向はなるべくチェックすることも大事だと言えるでしょう。

 

まとめ

ここでは、子育て支援の概要や種類、特徴などを、順を追って解説していきました。

児童手当や乳幼児の医療費助成などの従来の子育て支援に加え、社会傾向や環境に応じて登場した新しい制度による子育て支援など、子育て支援の内容はさまざまあり、ニーズによって使い分けもできると言えます。

これら支援は、申請し認定されることによって初めて利用することができます。

自身の子育てや仕事の環境などを一度振り返ってみて、必要と言える制度や支援をしっかりと理解し、自身の子育てや仕事の環境に応じた支援を利用しましょう。

   

 - 保育教諭