2歳児の集団遊びの意味は?保育園が行う室内・屋外で行う集団遊びの狙いや実践効果などを検証!

 

保育園では子どもを集団で遊ばすことが保育の一環でもありますが、それには集団で遊ぶことならではの目的や効果があると言えます。

保育園の集団遊びは、園児の年齢によって遊び方や保育の目的が異なります。

ここでは、2歳児の集団遊びの目的や効果などを、2歳児の生活習慣と体の動き、保育のポイントなどを踏まえて検証していきます。

保育園の集団遊びとは?

保育園で行われる集団遊びには、心技体を育むことに目的があります。

例えば、園児みんなで行う運動遊びでは、「身体能力の向上と体力の向上」を、工作などの制作遊びでは「創造性の向上や手先などの器用さの向上」など、それぞれ目的があります。

これを集団で行うことによって、コミュニケーション能力も養うため、保育園で行う集団遊びは、子どもを保育する上で非常に効果的な保育方法と言えます。

2歳児の生活習慣と体の動き

2歳児の生活習慣や体の動きを把握し、保育のポイントを分析した上で集団遊びをさせることが大事になります。

ここではまず、2歳児の生活習慣と体の動きから、2歳児に対しての保育のポイントを見ていきます。

2歳児の生活習慣

身の回りことを自分の意志で行おうとするなど、大人の手を借りずに何でもやろうとします。

そのため、好きと嫌いがはっきりとするなど自己主張が強くなりますが、食事や衣類の着脱、尿意を伝え1人でトイレに行くようになるなど、教えたことを自分の生活習慣に反映できるようになります。

2歳児の体の動き

2歳児は基本的な運動機能が伸びる時期でもあり、この頃から子どもは自由に体を動かせるようになります。

そのため、行動範囲がこれまでに比べて格段に広がり、自分で何かできることによる喜びを感じることができます。

保育のポイント

上記の「2歳児の生活習慣」でも少しありましたが、2歳児はいわゆる「イヤイヤ期」と呼ばれる時期でもあり、自己主張が強く自分の思い通りに行動したいと思うことが多くなるため、なんでも自分でやろうとしたりします。

ですが、現実的にはできないことの方が多いため、自分の思い通りにいかないことがあると、癇癪を起こしたり、泣いたり反抗したりしますが、これらの行いは自我が育っている証拠とも言えるので、行動を否定することなく意欲を尊重してあげることがこの時期の保育を行う上では大事になります。

保育のポイントとしては、「達成感を味あわせる」「人との接し方や関わり方を教える」これら2点がポイントと言えます。

達成感を味あわせる 自分でやろうとする気持ちを尊重しつつ、さりげなく手助けを行いながら、達成感や満足感を味あわせるのがポイントです。
人との接し方や関わり方を教える 自己主張の強い子ども同士が同じ空間で生活するため子ども間でのトラブルは起こりがちですが、保育士がそれを仲介することによって友達同士との繋がりを学んでいきます。

 

2歳児の遊びの特徴

ここからは、上記の「2歳児の生活習慣と体の動き」で紹介した2歳児の特徴を踏まえて、2歳児の遊びの特徴や、実際に行われている集団遊びの内容などを紹介していきます。

まずは2歳児の保育のポイントの整理

上記にもあったように、2歳児の時期は、自己主張が強くなり始める時期です。

そのため、言うことを聞かなくなったり、わがままを言ったりなど、保育する側にとってはなかなか手ごわくなることもあります。

「自己主張が強い=自分が思うように行動したい」であり、これは「意欲的に行動したい」と考えることができるので、子どもがした行動に対して「達成感」と「満足感」を持たせることが大事になります。

ですが、言ってもまだ2歳児であることには変わりなく、いくら子どもが「これをやりたい」と思っていても、難しいことなど現実にはできないことが多くあっても、それを受け入れられないこともあります。

ここでポイントになるのが、難しいことは「さりげなく手助け」してあげることで、難しいからといって「できない」と否定するのではなく、さりげなく手助けをすることで、子どもの意欲を損なわないように「達成感」と「満足感」を味あわせてあげましょう。

2歳児の遊びの種類

保育園での集団遊びは大きく分けて「運動遊び」「手遊び」「製作遊び」、この3つに分類されます。

種類によって発達の効果や狙いなどは異なりますが、これら3つの遊では、コミュニケーションや遊びのルールを覚えること、集団で遊ぶことの楽しさを味わえることが共通点と言えるでしょう。

運動遊び かけっこや鬼ごっこなど、体全体を動かして集団行動の大切さを養い、基礎体力を向上させていきます。
手遊び 手を用いて歌に合わせながら歌詞に合わせた動作を行う遊びで、手をものに例える創造性や音や歌などに合せるリズム感などを養います。
製作遊び 紙などの素材や道具を使って加工して作品を作る遊びで、折り紙やお絵かきなどがそれに当たります。1人でできる遊びも多いですが、制作発表会など集団で制作することもあるので、クラスみんなで一体感や達成感を味わうこともできます。

これらは1人でもできる基本的な遊びですが、これらを集団で行うことによってコミュニケーション能力を子ども同士で養い合います。

「はないちもんめ」や「フルーツバスケット」など、ゲーム性の高い遊びも年齢を重ねることによって取り入れられていくので、2歳児の間は自己主張が強いため、まずは基本的な遊びを集団ですることによって基本的なコミュニケーション能力を養うことが大事だと言えるでしょう。

 

まとめ

ここまで、2歳児の集団遊びの目的や効果などを、2歳児の生活習慣と体の動き、保育のポイントなどを踏まえて検証してきました。

この記事でわかったことは、2歳児は自己主張が強い時期であり、次の段階にステップアップする上で、それに必要となる基礎体力と達成感、コミュニケーション能力を、集団遊びを通じて学ばせることが、集団遊びの目的のひとつであることがわかったと思います。

保育園や幼稚園では、園児をただたんに遊ばせているのではなく、その時期の生活習慣や成長に応じた遊びを取り入れることが大事であり、それに適切に行うことによって、効果的に保育や教育を行えていると言えるでしょう。

      2020/03/02

 - 保育士になるには