保育士のパートの給料や年収について解説!

 

保育士不足や待機児童問題が深刻とされている現代社会において、パートや派遣雇用の保育士は需要が高まっています。

 

無資格でも応募ができる求人も多く、「保育士資格を持っていて一度離職した」というような方でも、すぐに保育の現場へ復帰がしやすいのも魅力です。

 

しかし、正社員とは違うことで、給料や待遇にどの程度の差が出てしまうのか、気になる人も多いでしょう。

 

そこで今回は、パート雇用による保育士の給料や時給の相場のほか、パートで働くメリットや仕事内容の違いまで詳しく解説していきます。

 

保育士パートの給料相場は?

パート雇用で保育士として働いた場合、当然ながら時給によって給料が決まります。資格がある人と資格がない人とでは、求人が別々になっている場合も少なくありません。

 

時給相場は以下の通りです。

・資格を所持している場合

1,100円以上から1,200円前後

 

・無資格の場合

900円程度から1,000円前後

 

資格を持っている人の方が、高時給や採用率の面で有利な傾向があります。時給は資格を持っている方であれば、1,100円以上が相場です。一方、無資格の方が対象の求人では、時給が1,000円を下回っていることもあります。

 

月収や年収は働き方によって異なっており、勤務時間は1日におよそ4時間〜6時間程度の勤務をする短時間、もしくは1日8時間勤務の長時間が主流です。

 

保育士パートと正社員に待遇の違いはある?

正社員として勤務する保育士の平均月収を時給に換算した場合、およそ1,000円程度です。そのため、時給にはパートと正社員の間にあまり違いがありません。

 

正社員の保育士として勤務した場合は、主に以下の待遇を受けることができます。

・ボーナス

・交通費

・社会保険

・有給休暇

・資格手当

・住宅手当、家賃補助

・国や自治体から支給される保育士向けの補助金

 

住宅手当や家賃補助は、低賃金が問題となっている保育士に支給されています。起用している起用していない保育施設もありますが、半数以上の保育施設で受給が可能です。

 

これらの保証に関して、パートの保育士はどの程度受けられるのでしょうか。1つずつ解説していきます。

 

・ボーナス

短時間勤務、長時間勤務に関わらずパートには支給されません。ごく稀に一時金を出している保育施設もありますが、少額であることも多く期待はできません。

 

・交通費

ほとんどの保育施設で受けることができます。電車やバスで通勤する場合はもちろん、車通勤している保育施設が多いです。

 

・社会保険

条件に当てはまった場合は加入することになります。正社員である保育士の勤務日数や労働時間に対し、半時間以上のパートが対象です。

 

・有給休暇

正社員に比べると日数に制限があります。また、有給休暇をパートの保育士が受けるには条件があり、「シフトで決められた出勤日のうち8割以上勤務する」、そして「半年以上勤務をしているパート」です。

 

条件が厳しいうえ、支給される有給休暇が少ないことも多いため、あまり実用的ではありません。

 

・資格手当

資格手当を起用している保育施設では、パートで勤務した場合も受け取れるケースが多いです。また、正社員と同じく、無資格であっても役職や保育補助スタッフとして資格手当を受け取れる場合があります。

 

・住宅手当、家賃補助

資格手当と同様に、起用している保育施設ではパートで勤務した場合も受け取れるケースが多い傾向があります。

 

・保育士向けの補助金

保育士の処遇改善手当は、実際に保育園で働いている保育士が対象です。そのため、派遣社員やパートの保育士も正社員と同じように受け取れます。

 

パートの保育士であっても、ほとんどの待遇を受けることができます。ただ、ボーナスが貰えない点や有給休暇に制限があることは最も大きな違いです。

 

たとえば急用や風邪などで休む場合には、そのまま収入に影響が出てしまいます。

 

保育士がパートとして働くメリット

保育園に勤務している保育士のうち、正社員ではなくパートや派遣社員として勤務している割合は全体のおよそ40%とされています。

 

保育士がパートとして働くことによるメリットは、以下の通りです。

 

・生活スタイルに合った働き方を選べる

正社員で保育士として勤務した場合、当然ながらフルタイムで働くことになります。また、保育施設や経営状況によっては残業が毎日のように続くことも少なくありません。

 

仕事が生活の中心となってしまうだけでなく、疲れが溜まることにより生活スタイルに乱れが生じます。一方、パートで保育士して勤務した場合は、プライベート優先生活スタイルに合った働き方を選べる点が何よりも大きなメリットです。

 

・結婚や出産後の仕事復帰に最適

結婚や出産を機に離職をした女性の多くが抱える悩みが、「早く仕事に復帰したいけど、融通のきく求人がなかなか見つけられない」というものです。離職前に正社員の保育士として働いていた方はもちろん、未経験の方も子育ての経験として仕事に生かすことができます。

 

パートの保育士は求人の掲載率が多く採用率が高いため、自分の希望に沿った勤務条件を探しやすいのもメリットです。

 

・事務の仕事がほとんどない

保育士は正社員として働いた場合、書類を作成するような事務の仕事が多く発生します。しかし、パートの保育士の場合、事務の仕事をすることはほとんどありません。

 

「子どもと関わる仕事にやりがいは感じるけれど、事務業務が苦手」と感じている人にとっても、パートとして勤務するのはメリットとなります。

 

・夫の扶養内で働ける、ダブルワークも可能

保育士のパートを募集している求人の多くが、短時間勤務やダブルワークができます。そのため、「午前中もしくは午後の3時間だけ働きたい」というように融通のきいた働き方が可能です。

 

そのため、夫の扶養内で働いたりダブルワークの候補の一つとして選んで働くこともできます。

 

保育士パートの仕事は?

パートの保育士は、フルタイムで週5などたくさん働く場合は正社員の仕事内容とほぼ同じになることもあります。しかし、短時間勤務で働いた場合は、正社員の保育士をサポートする役割に回ることが一般的です。

 

担任などメインの役割になることがなく、リーダーとして仕切ることや職員を指導する立場にまわることが苦手だという方も心にゆとりを持ちながら仕事ができます。

まとめ

パートの保育士は常に需要が高いため、多くの地域で求人や採用率も安定しています。また、短時間勤務やダブルワークも可能で、プライベートの時間を確保しながら働くことが可能です。

 

給料面では、資格手当など正社員と同じような待遇を受けられる場合が多いものの、ボーナスが貰えない点や有給休暇が少ない点が欠点です。そのため、「フルタイムでしっかり働いて、がっつり稼ぎたい」という方よりも、「空いた時間や子育ての経験を活かして、扶養内で働きたい」という方が働きやすい仕事となっています。

      2020/03/01

 - 保育士年収