保育士の資格の更新や手続きの方法は?保育士に転職・復職をする際に知っておくべき注意点について解説!

 

保育士の資格を取ったものの、実際には保育士の仕事をしていないという方は多いといわれています。保育士資格は持っているだけでも役に立つものです。たとえば、今働いている職場を辞めたとしてもスムーズに転職・復職へ繋ぐこともできます。

 

「保育士の資格を取る予定だけど違う仕事をしたい」

「前に保育士資格を取ったけど何年も保育士の仕事をしていない」

「結婚出産の予定があるので保育士の仕事を一旦離れるつもりでいる」

こんな時、保育士の仕事をしていない間に資格が消滅してしまうのではと不安に思う方も多いと思います。

 

そこで今回は、保育士の資格の更新や手続きの方法、保育士に転職・復職をする際に知っておくべき注意点について解説していきます。

 

保育士資格に更新の必要はある?

単刀直入に言うと、保育士の資格は基本的に更新の必要がありません。そのため、一度資格を取ることができればすぐに働くことはもちろんのこと、何年経っても保育士として働くことができます。(2020年2月時点)

 

ただ、資格を所持しているだけでは保育士の仕事をすることができません。実際に保育士の仕事を始めるためには、保育士として登録した証明である「保育士証」を保育士の登録事務処理センターから受け取る必要があります。これは、「児童福祉法」で定められているためです。

 

また、以前は「保母資格」があり、この資格を証明する書類を受け取ることで保育士の資格が無くとも保育士として働くことが可能でした。しかし、平成15年に保育士の定義が見直され、児童福祉法の改正が行われました。

 

これにより、保母資格や保育士資格を持っているだけでは保育士の仕事ができなくなりました。保育士資格には期限がありませんが、働く場合に登録の手続きが必要な点には注意しましょう。保育士証に有効期限はなく、こちらも更新する必要は基本的にありません。

 

保育士資格の更新・交付申請について

保育士資格に更新の必要はありませんが、保育士証に関しては一定の条件に当てはまった場合は再発行が必要です。再発行には書換え交付と再交付の2種類があります。

保育士証の再発行①書換え交付

書換え交付は、名前や本拠地が変わった場合に利用する再発行手続きのことです。本拠地とは自分の戸籍が登録されている地域のことで、結婚や引越しなどの際に自由に変更することができます。

 

書換え交付を申請するためには、登録事務処理センターでの手続きが必要です。まずは、書換え交付申請の手順や必要書類についての案内説明書(手引き)を発行してもらいましょう。

 

申請してから保育士証が手元に届くまで、最短で2ヶ月かかります。手数料の1600円や封筒など必要なものが多いため、事前に用意しておくとスムーズです。

保育士証の再発行②再交付

再交付は、保育士証が破れるなどして破損が起きた場合や、失くしてしまった場合に利用する再発行手続きです。また、名前や本拠地の変更と紛失が重なってしまった場合にも利用できます。

 

書換え交付の申請と同じように、登録事務処理センターでの手続きが必要です。この場合は、登録変更等申請の手順や必要書類についての案内説明書(手引き)を発行してもらいましょう。

 

こちらも、申請してから手元に新しい保育士証が届くまでに最短で2か月はかかります。封筒など必要なものが多い点は同じですが、再交付の手数料は1100円です。

保育士が更新しておくべき資格は?

保育士として働いている方や、保育士資格を持っている人のなかには保育に関係した資格を複数持っているという方も珍しくありません。保育関係で、更新が必要な資格の代表的なものが「ベビーシッター」と「幼稚園教諭」です。

 

ベビーシッターと幼稚園教諭の資格更新に必要な条件や、更新することによるメリットについて解説します。

 

更新が必要な保育資格①ベビーシッター

ベビーシッターの資格で有名なものが「認定ベビーシッター」と「ベビーシッター資格」ですが、「認定ベビーシッター」の場合は更新が必要になります。更新の時期は、取得してから5年が経過した時期に1度のみです。

 

1度だけ更新手続きをしてしまえば、その後は保育士資格と同じように有効期限がなくなります。更新の時期が来ると自宅に郵送で案内が届くため、案内に沿って手続きを行うことで更新が可能です。

 

ベビーシッターは無資格でもできる仕事ですが、年々資格の需要が高まっています。また、保育士の仕事とは違い勤務時間の短縮が可能なことや、自宅や依頼者の家で子どもと一対一で仕事ができるのがメリットです。

 

万が一更新の時期を超えてしまったとしても再発行が可能なので、資格を持っている場合は更新しておいて損はありません。

 

更新が必要な保育資格②幼稚園教諭

幼稚園教諭の資格は、保育士が持っていることが多い資格の一つです。有効期限があるため、資格を取得してから10年に1回の更新が必要になります。更新するためには「免許状更新講習」を受講しなければなりません。

 

「免許状更新講習」を受けるには認可が下りている保育所、もしくは幼稚園を運営している人が設置した保育施設で働いていることが条件です。ただ講習を受ければいいというわけではなく、有効期限満了日の2年2か月前~2か月前までの2年の間に30時間以上というノルマがあります。

 

また、この講習は日本各地の大学やオンライン講座での受講が可能です。しかし、受講料は1日に約6000円程度が必要になるほか、受講する場所やプログラムなどを自分で決めなければなりません。

 

かなり負担が大きいのが難点ですが、更新の手続きをしておかなかった場合は資格の効力が失われてしまいます。余裕がある場合は、更新しておいた方がよいでしょう。

 

保育士に転職・復職する場合の注意点

 

保育士に転職・復職する場合に気を付けたい注意点の一つが、ブランクによる不安や雇用率の不安定さです。別の仕事から保育士に転職を考えている場合や、保育の現場から数年離れた後に復職する場合など、ブランクによる不安をだれもが感じてしまいます。そんな時に活用したいのが、保育士のための「復職支援セミナー」です。

 

復職支援セミナーは、その名のとおり保育士の資格を持っている人が円滑に転職・復職できるために各自治体が開設している支援活動です。セミナーによって内容はさまざまですが、ほとんどの場合が無料で受けられるほか、千葉県や埼玉県では特に積極的に支援が実施されています。

 

また、保育士証を持っていないと働くことができません。そのため、保育士証を一度も交付してもらったことがない場合は必ず新規登録の申請をしておきましょう。再発行してもらう時と同様、最短で2か月はかかってしまうので注意が必要です。

 

まとめ

保育士資格に期限や更新制度がないため、失効の心配はありません。実際に保育士として働くためには、保育士証が必要です。しかし、保育士証も資格と同じで期限がなく、基本的に再発行する必要がないため、いつでも復職ができるようになっています。

 

長期のブランクが空いてしまった場合は、各自治体が開設している保育士のための復職支援セミナーを活用しましょう。講習内容はセミナーによって異なりますが、保育現場の最新環境などを知ることもできます。ほとんどのセミナーが無料で受けられるようになっているため、ぜひチェックしてみてください。

      2020/03/02

 - 保育士年収