保育士を辞めたい理由は?保育士を続けるための改善方法やどうしてもやめたい場合の円満退職までを詳しく解説!

本日は、保育士を「辞めたい」と思われている方に、辞めたいと思うに至った理由の分析や保育士を続けるための改善方法、どうしても保育士を辞めたい場合の退職までの流れなどを解説していきます。

保育士を辞めたいと思う理由

ここではまず、保育士を辞めたいと思う理由の分析をしていきたいと思います。

辞めたい理由の分析は、保育士を続けるための改善方法が見つかったり、次の職場で働くことになった場合も活かされるので、まずはしっかりと分析を行いましょう。

保育士の離職率や勤続年数は?

「保育士等確保対策検討会」のデータによると、平成26年度での保育士の離職率は全体で10.3%という数値が出ており、およそ10人に1人が離職しているということになり、これは他の職種に比べても高い数値であると言えます。

また、その中でも2年以内に離職してしまう方が14.9%と、これも高い数値を表しています。

厚生労働省によると、保育士の数は全国でおよそ320,000人とされているので、この人数の10%である32,000人が離職しているということになるので、人数で表すとその大きさがより分かりやすいです。

こちらも厚生労働省が公表したデータですが、それによると、保育士の平均勤続年数は「5年以上10年未満」が最も多いとされており、次いで「3年以上5年未満」、「1年以上3年未満」となっており、勤続年数そのものの全体的に期間が短いと言えます。

離職率と勤続年数のまとめ

  • 離職率は全体のおよそ10
  • 離職者の14.9%が2年以内の離職
  • 保育士320,000人の内32,000人が離職
  • 勤続年数は5年以上10年未満が一番多い
  • 勤続年数は全体的に期間が短い

職場環境や待遇面など、さまざまな理由があるとは思いますが、これらの数値でもわかるように、保育士とは何かと大変な職業であることが理解できます。

次項からは、これらの数値を踏まて、保育士が仕事を辞めたくなる理由を分析していきます。

人間関係の悩みが大きい

保育士という職業は、受け持つことになる子どもたち、子どもたちの保護者、同僚や上司など、何かと人と関わることが多くなる職業です。

そのため、人間関係の構築は日々の業務をこなす上でも必須となります。

人間関係の構築が必須な分、それに関するトラブルも起こりやすく、職場によっては人間関係がドロドロしていたり、いじめやパワハラなどの被害にあったり、保護者との関係が悪化したりなど、人間関係に関するさまざまなトラブルにみまわれることも少なくありません。

現にそれが原因で、うつ病などの精神的な病気にかかって離職する保育士も多いです。

この問題は、保育士が辞めたくなる大きな理由であると同時に、保育業界全体の課題とも言えるでしょう。

待遇面の不満や将来性の不安

給料面や待遇面、労働環境などから、それらに対しての不満、将来性の不安なども、保育士を辞めたい大きな理由のひとつと考えることができます。

保育士の月当たりの手取りは、平均で15万円~18万円とされており、これは他の職種に比べても低い水準であると言えます。

それに加え、サービス残業であったり休日が少なかったりなど、保育園によってはこれらが日常的な園もあるので、「給料が安い+待遇が悪い」となると、保育士でなくてもその仕事を辞めたくなるのは、ある意味当然のことと言えるでしょう。

保育士を続けるための改善方法

上記にもあるように「人間関係の構築が難しい」「給料+待遇が悪い」これら2点が、保育士を辞めたくなる大きな理由であると言えますが、辞めたくなる理由をしっかりと分析することで、保育士の仕事を続けるための改善方法も見えてくることがあります。

状況や環境に応じて相談相手を選ぶ

「先輩保育士との関わりにストレスを感じる」「保護者との関係が難しい」などの場合は、状況や環境に応じて誰かに相談することも大切です。

例えば、経験豊富な上司や先輩保育士に相談することで、保護者との接し方、上司との接し方、先輩上司との接し方など、アドバイスを受けることもできます。

保育士そのものを辞めることは簡単ですが、せっかく苦労して保育士資格を取得し、保育園の先生として職に就くことができたのですから、まずは勇気を持って相談することから始めるのも、ひとつの方法と言えるでしょう。

保育士として転職する

その保育園では環境改善が見込めないが、どうしても保育園の保育士として働きたい場合は、保育士として転職するのもひとつの方法です。

上記の辞めたい理由を踏まえて、給料に不満があるのなら給料が高い保育園を、待遇面に不満がある場合は待遇面が良い保育園をなど、自分の条件にあった保育園を選んで、保育士として再就職を行うのも、保育士を続けるための改善方法のひとつと言えます。

転職を行う際は、給料面や待遇面も大事ですが、選んだ保育園の離職率も事前に調査しておくこともポイントです。

離職率が低いということは、単純に職場環境が優れていることにも直結しやすいので、選んだ保育園の職場環境を分析する上で大いに役立ちます。

どうしても辛いのなら転職も視野に入れる

保育園に改善の余地が見られない、上司が相談に取り合ってくれないなど、保育士としての仕事がどうしても辛い場合は、転職することも視野に入れて行動しましょう。

仕事なのである程度の我慢も必要とは思いますが、我慢し過ぎてストレスを溜めこんでしまうと、精神的な病気になってしまう可能性もあるため、どうしても辛いのなら転職を視野に入れて環境を変えることも大事です。

職場を変えるだけで保育士を続けられることも

上記でもありましたが、保育士資格を持っていれば、他の保育園はもちろん、保育士資格を使った「保育園以外の別の職場」でも働くことができます。

例えば、企業内のある託児所、病児・病後児を対象にした病児保育士、病院内で子どもの世話をする院内保育など、さまざまな職業に就くことができます。

環境や職場を変えるだけで、保育士として心機一転は働くことができるので、保育士を辞めたいと思っている方は、自分に合った保育士としての働き方を、一度見つめ直してみるのもアリだと言えるでしょう。

異業種への転職か保育士の転職か

保育士資格を活かしたい場合は、前述にもあったように保育士資格が役立つ職場を選ぶことができますが、保育関係をまったく辞めて別の異業種で働くことも方法のひとつです。

保育士としてこれまで働いてきた経験や実績は、異業種においても決して無駄になることはないので、異業種への転職の際は、これまで培ってきた経験やスキルを活かせる職種へ転職するのがおすすめです。

ちなみに保育士からの異業種への転職は、安定感を求める場合は「事務職」、高い給料や仕事にやりがいを求める場合は「営業職」などが人気だそうです。

転職活動を行うタイミングは?

今いる職場を辞めて転職活動を行う際は、「今いる保育園を辞める前に計画的に転職活動を行う」ことがポイントになります。

これはどの業種においても共通する部分ではありますが、辞めてから転職活動を行った際、その期間は無収入になる可能性が非常に高く、最悪転職ができなかった場合は無職の状態なってしまいます。

生活を安定させつつ転職を成功させるためには、やはり「保育園を辞める前に計画的に転職活動を行う」ことが一番のポイントと言えるでしょう。

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保育士を辞める時期は?

保育園で働く保育士の場合は、保育園や上司や同僚だけではなく、園児やその保護者にも配慮が必要になるため、保育園や園児・保護者に一番迷惑がかからない時期である「年度末」が、辞めるに当たってのベストなタイミングと言えます。

退職時期を年度末に設定した場合は、有給休暇の消化や引継ぎなどを踏まえ、少なくても秋頃まで(辞める2か月ほど前)には保育園に伝えるようにしましょう。

保育士を辞める際のポイント

ここからは、これまでの情報を踏まえて、保育士を辞める際のポイントをまとめていきたいと思います。

辞めた後のことをしっかりと考える

保育士を辞める際は、上記でもあったように次の仕事のことや、将来のこと、自身のキャリアアップなど、辞めた後のことをしっかりと考えておくことが大事です。

退職理由をしっかりと考える

退職理由には、給料に対しての不満や、職場環境に対しての不安、他にも結婚や引っ越し、病気や怪我など人によってさまざまです。

退職理由をストレートに伝えることは簡単ですが、伝える相手の人間性や状況などをしっかりと踏まえた上で、退職理由を考えて伝えるようにしましょう。

なるべく園に負担をかけないように配慮する

自分が辞めてしまうことで、保育園に少なからずの負担がかかったり、何らかの影響を与えてしまうこともあります。

やむ追えない事情がある以外は、上記でもあったように、保育園や園児・保護者に迷惑がかからない時期を選び、なるべく園に負担をかけないように配慮しましょう。

まとめ

ここでは、保育士を辞めたいと思うに至った理由の分析や保育士を続けるための改善方法、どうしても保育士を辞めたい場合の退職までの流れなどを解説してきました。

辞めたいと思うに至る経緯や状況などは人によってさまざまであり、辞めたいと思う人すべてに「このような時はこうするべき」と、はっきりとしたことは言えませんが、自分のおかれた状況や環境をしっかりと分析することで、「保育士としての仕事を続けたい」「異業種に転職したい」など、自分が取るべき行動が見えてきます。

保育士を辞めたいと思った際は、まずは自分の環境や状況をしっかりと理解し、それを踏まえて自分の取るべき選択を選んでいきましょう。

   

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