幼児教育の仕事の資格は何がある?どんな仕事ができる?

 

幼児教育の仕事は子どもが好きな人や、子どもの成長を支援したい人であれば一度は憧れる職業です。純粋で、自由に動き回る幼児を相手にする仕事は大変なことも多いですが、その分やりがいや達成感も大きく感じられます。

 

今回は、そんな幼児教育の仕事に就職できる資格についてご紹介していきます。

 

幼児教育の仕事に就くには?資格は多種多様

「子どもにとって頼れる存在になりたい」という方や、「子どもを近くで支えたい」という方におすすめなのが、幼児教育を仕事にできる資格です。

 

幼児と関わる仕事の多くは資格が必要ですが、幼い子どもの成長を間近で感じられる仕事が数多く存在しています。代表的なものが、保育園や幼稚園ですが、それだけでなく幼児を対象とした教室もあります。それでは次に資格一覧についてみていきましょう。

 

 

幼児教育の資格一覧

 

幼児教育の資格①保育士

保育士は、ポピュラーで身近な国家資格のひとつです。「幼児(小さな子ども)と関わる仕事といえば?」と聞かれたら、一番最初に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

 

保育士は、0歳~6歳の子どもを保育所などの児童福祉施設であずかり、子どもたちの親に代わってお世話をします。ただ単純に子どもと触れ合うのではなく、生きていくうえで必要な生活習慣のサポートや成長の手助けなど役割が多いです。

 

子どもの保育だけが仕事ではなく、他の職員と会議を行ったり保護者との報告や相談のやり取り、そのほか事務の仕事も日常的に発生します。

 

のどかな仕事環境を思い浮かべがちですが、体力と責任感が必要です。そのため、子どもが好きというだけでなく、体力やコミュニケーション能力に自信のある人に向いています。

 

幼児教育の資格②幼稚園教諭

幼稚園教諭(幼稚園の先生)は、保育士と同様に子どもとのふれあいがメインの仕事で、国家資格のなかでもポピュラーです。幼稚園教諭になるために必要な資格のことを「幼稚園教諭免許状」といいますが、この資格には3段階の認定内容があります。

 

1.幼稚園教諭一種免許状

幼稚園教諭一種免許状は、4年制の大学や短期大学の専攻科を卒業することで取得できます。幼稚園教諭の資格のうち最も初任給などの待遇が良く、役職の昇進や園長になることも可能です。

 

2.幼稚園教諭二種免許状

幼稚園教諭二種免許状は、専門学校や短期大学などを卒業すると取得できます。待遇の違いや、昇進しやすさの違い以外には一種との違いはありません。

 

3.幼稚園教諭専修

幼稚園教諭一種の免許状を持った状態で、大学院修士課程などで一定以上の単位を取ることで取得できる資格です。取得するのが難しいため、勤務先によっては優遇してもらえることがあります。

 

保育士との仕事内容における明確な違いは、子どもと接している時間が4時間程度であることや、園児の年齢が3歳から小学校前までと比較的幅が狭いことです。ただ、近年「子育て支援」として時間割が終わった後も夕方ごろまで子どもを預かる幼稚園が増えています。

 

仕事内容が勤務先によって大きく異なる場合も多く、簡単な英語の勉強などを教えることもあるため、就職する前によく調べておくとよいでしょう。また、ピアノを弾く機会も多い職業なので、ピアノの練習もしておく必要があります。

 

園内の掃除や点検、書類の作成などの事務や会議など仕事も多いです。大勢(35人程度)の子どもを一人で担当することも珍しくありません。体力や責任感はもちろんのこと、コミュニケーション能力が必要とされます。

 

・幼児教育の資格③幼児教育トレーナー

幼児教育トレーナーは近年設立された新しい資格で、保育士などの国家資格がない状態でも取得できます。その名のとおり、1歳~6歳の幼児を対象とした幼児教室で、教育指導を行うのが主な仕事です。

 

子どもたちの才能や知育を伸ばすことをサポートし、一緒にしりとりなどで遊んだり歌を歌ったりと子どもや保護者にとって身近な存在になることができます。

 

講座を受けることによってすぐに自分の育児に役立てられたり、ママ友同士で相談し合う場ができることなどから、主婦や育児中の女性にも人気です。

 

・幼児教育の資格④児童厚生一級指導員

児童厚生一級指導員は、児童遊園などの児童厚生施設で児童厚生員として働くために必要な資格です。この資格を取得するためには、教員免許や保育士などの資格を持っておかなければなりません。

 

そのため、無資格の状態から児童厚生一級指導員の資格を目指す場合、かなりハードルが高いといえます。

 

児童館や児童遊園のような施設の役割は、子どもたちが遊んだりコミュニケーションをとることにより、心身の健康や成長をサポートすることです。施設の職員である児童厚生員は、子どもたちの様子や状態に合わせて支援するために必要とされています。

 

また、何らかの心の傷により不登校になった子どもやいじめなど、さまざまな問題への対応も仕事や役割の一つです。ただ、児童厚生施設を利用できる年齢が18歳までとかなり幅が広いため、子どもの年齢に合わせて柔軟に対応する必要があります。

 

・幼児教育の資格⑤作業療法士

作業療法士は、体が不自由な人のリハビリや発達障害をもった子どもをサポートするための国家資格です。この資格を取得するためには、指定された大学や専門学校を卒業したうえで、国家試験を受験する必要があります。

 

作業療法士の資格を取得することで、勤務先の幅が広くなるのも魅力です。病院や介護施設だけでなく、特別支援学校、小中学校で障害児のクラスを担当することもできます。

 

子どもがどういう状態かカウンセリングすることはもちろん、性格や個性に合わせた目標を立ててサポートしていくことが大切です。そのため、知識だけや技術でなく、相手を思いやって行動することが得意な人に向いています。

 

・幼児教育の資格⑥児童英語インストラクター

児童英語インストラクターは、12歳までの子どもを対象に英語を教えるプロであることを証明する資格です。通信講座などで勉強をした後、受験を合格することで取得できます。

 

小学校だけでなく、幼児に英語を教える幼稚園や保育園、または児童英会話教室などに就職がしやすくなるのが大きなメリットです。将来的に自分で教室を開きたいと考える人にも人気の資格で、教員免許を持っていなくても子どもに勉強を教える仕事ができます。

 

仕事としてのやりがいはもちろんのこと、自分の子どもにわかりやすく英語を教えられるようになるため、メリットの多い資格です。

 

幼児教育の無資格でもできる仕事は?

幼児教育の仕事は、なかには無資格でもできるものもあります。

たとえば、「児童英語教師」です。前述した「児童英語インストラクター」の資格はもちろんのこと、教員免許なども必要ありません。

 

ただ、「英語を子どもに教えるだけの知識と能力があります」という証明ができるかどうかは就職率に大きく関わってきます。特に、英検や留学経験がない場合は児童英語インストラクターの資格を取得するのがおすすめです。

 

このほか、無資格でも幼稚園や保育園、幼児向け勉強教室などの求人に応募ができる場合もあります。ただ、待遇の違いや仕事内容に差が出ることもあるため、事前によく確認しておくことが大切です。

 

まとめ

幼児教育の資格は多種多様で、子どもの成長を身近で支えることやサポートをしたいという方におすすめです。たくさんあって決められないという場合には、自身のやりたいことや対応したい年齢、自身の性格や得意なことに合わせて選ぶとよいでしょう。

 

幼児教育は現代社会に求められている役割で、これからも需要や安定性が約束された資格です。子どもが好きで、子どもと関わる仕事がしたい方は、取得を目指してみてはいかがでしょうか。

   

 - 幼稚園教諭