幼稚園教諭免許に更新は必要?免許更新のタイミング・必要な費用・更新の流れなどを詳しく解説!

 

幼稚園教諭免許は、幼稚園で働く上で必要となる資格のひとつですが、幼稚園の先生を目指す方にとっては、「免許の取得方法」や「免許の有効期限」「更新手順」などは気になることころです。

ここでは、幼稚園教諭免許の概要や取得方法、更新手順やそれに必要となる費用などについて詳しく解説していきます。

 

幼稚園教諭免許とはどのような資格?

幼稚園教諭免許とは、いわゆる「幼稚園の先生」として働くために必要な資格です。ここではまず幼稚園教諭の免許の種類について見ていきましょう。

幼稚園教諭免許には種類がある

幼稚園教諭免許は、「一種免許状」「二種免許状」「専修免許状」これら3つの種類に分類されます。

これら3種類の免許は、どの学校で学んで免許を取得したかによって種類分けされるので、仕事面では大きな違いはありません。

しかし、一種免許状なら園長職に就くことができたり、時間をかけて取得する必要がある分、一種免許状の方が給料が優遇されていたりなど、免許の種類は待遇面や将来的なキャリアップに影響を与えると言えます。

幼稚園教諭の免許の種類 取得方法
一種免許状 文部科学省が認めた大学か短期大学専攻科を卒業
二種免許状 文部科学省が認めた短期大学か専門学校を卒業
専修免許状 文部科学省が認めている大学院修士課程を修了

3種類それぞれの免許の取得方法はこのようになっており、取得する学校やそれに通う期間などよって主に区別されるようです。

また、幼稚園教諭免許の取得方法は上記の他にも、保育士資格を持っていても取得することができ、この場合「高卒・20歳以上」「保育士として3年以上の実務経験」これらの条件を満たしていれば、教員資格認定試験に合格することで幼稚園教諭免許の二種を取得することができます。

 

幼稚園教諭免許は更新が必要?

幼稚園教諭免許には有効期限が設けられているため、期限以降も幼稚園教諭として働き続けるためには免許を更新する必要があります。

免許には新免許と旧免許がある

幼稚園教諭免許は、免許を授与された時期によって更新条件が異なり、2009年(平成21年)4月1日以降に授与された免許を「新免許」と呼び、2009年(平成21年)3月31日以前に授与された免許を「旧免許」とそれぞれ呼びます。

授与の時期 有効期限
新免許 2009年4月1日以降に授与 10年
旧免許 2009年3月31日以前に授与 有効期限は特に定められてない

新免許には有効期限10年が定められており、有効期間満了の2年2ヶ月前から2ヶ月前までの2年間で、「30時間以上の免許状更新講習の受講・修了」をすることで、免許を更新することができます。

一方の旧免許には、有効期限は特に定められていませんが、新免許と同様に更新講習の受講義務が課せられているので、こちらは生年月日によって規定される更新講習修了確認期限が有効期限の目安として考えるといいでしょう。

旧免許をお持ちの場合も、新免許と同様に更新講習修了確認期限満了の2年2ヶ月前から2ヶ月前までの2年間で、「30時間以上の免許状更新講習の受講・修了」をすることで、免許を更新することができます。

種類の切り替えも可能

幼稚園教諭免許は、「一種免許状」「二種免許状」「専修免許状」これら3つの種類に分類されますが、取得した免許の種類を切り替えることも可能です。

これら3つの種類は仕事内容において大きな違いはありませんが、将来的なキャリアアップや給料面の改善、また幼稚園教諭として転職を目指す場合などは、二種免許状よりも一種免許状の方が有利に働くと言えるので、実際に二種免許状から一種免許状に切り替える方も多くいるようです。

二種免許状から一種免許状に切り替える方法は、

  • 幼稚園教諭として実務経験5年以上
  • 各自治体が定めた養成機関での所定の単位を取得

この2つの条件をクリアすることで、免許の種類を切り替えることが可能です。

実務経験が5年、必要単位が45単位と時間や努力は必要となりますが、幼稚園教諭として幅広く長く働きたい方にとっては大きなメリットと言えるでしょう。

因みに、実務経験が長いほど単位取得数が少なくなるようで、例えば、幼稚園教諭としての実務経験が12年である場合だと10単位で取得できるなど、実務経験が長ければ長いほど免許の切り替えがしやすいようです。

免許更新の費用は?

免許更新の費用は、講習を実施する機関やその内容によって異なり、18時間で15000円のところもあれば、6時間で9000円などまちまちですが、6時間で6000円という講習が一般的であり更新費用の目安になると言えます。

幼稚園教諭免許更新に必要となる講習時間が原則30時間以上と定められているので、30000円ほどの費用が一般的な目安と言えるでしょう。

ですが、講習の種類や内容によっては、講習料とは別途に教材費なども必要となる場合もあるので、免許の更新の際は総額どのくらいの費用が必要になるのかを、講習する大学や機関に問い合わせをしたり、大学や機関のHPなどを利用して事前に確認しておきましょう。

 

幼稚園教諭免許更新の手順

ここからは、幼稚園教諭免許更新の基本的な流れをポイント別に解説していきます。

有効期間の満了日を確認

まずは上記の「免許には新免許と旧免許がある」でも紹介したように、所持している幼稚園教諭免許の有効期間の満了日を確認しましょう。

新免許の場合は記載されている有効期限を、旧免許の場合は算出方法に沿って有効期限を割出し、「有効期間が満了あるいは修了確認期限の2年2ヶ月前〜2ヵ月前の2年間」で、講習を合計30時間受講できるように、更新手続きのプランを立てましょう。

申し込みを行う

更新手続きのプランを立て終えれば、次に受講したい免許状更新講習へ申し込みを行います。

申し込む際は、文部科学省や、講習を実施する大学・機関などのHPへアクセスし、受講したい免許状更新講習を選んで、申し込みを行います。

手続きや申し込みに関して疑問や不安がある場合などは、文部科学省や対象となる大学や期間などに遠慮なく問い合わせや質問を行いましょう。

免許状更新講習を受講し講習過程を修了する

大学などが実施する免許状更新講習を受講し、30時間以上の講習の課程を修了すれば修了証明書が発行されます。

更新の申請を行う

修了証明書が発行されれば、修了証明書を添付して、現職の教員であれば勤務先の都道府県教育委員会(免許管理者)に、現職教員でない場合は所在する各都道府県の教育委員会(免許管理者)に、それぞれ更新講習修了確認の申請をします。

有効期間更新証明書の発行

更新の申請が完了したら、免許管理者より有効期間更新証明書または更新講習修了確認証明書が発行されるので、そこで幼稚園教員免許の更新は完了となります。

 

教員免許状の更新講習は通信でも受けられる

文部科学省が認める大学や機関での講習修了が幼稚園教諭の免許更新で最も重要な項目ではありますが、仕事や生活環境、働くスタイルによっては、更新講習を受講することが難しい方もおられ、そのような場合は通信で教育免許状の更新講習を受けることができ、これは仕事と家庭の両立で日々忙しい方などには、非常に大きなメリットだと言えます。

通信での教育免許状の更新講習は、東京学芸大学、愛知教育大学、千歳科学技術大学が中心となって立ち上げた「KAGAC」と呼ばれる組織で、これを利用すればインターネットを利用した「eラーニング」での教員免許状の更新講習が可能です。

 

まとめ

 

ここでは、幼稚園教諭免許の概要や取得方法、更新手順やそれに必要となる費用などについて解説してきました。

幼稚園教諭免許には種類がありますが、どれも更新手順は同じで、また最後にもあったように通信での更新講習が可能となっているので、スタイルに応じた更新プランを立てることができます。

幼稚園教諭免許は、幼稚園の先生として子供を教育するために、なくてはならない資格でもあるので、免許の有効期限をしっかりと確認し、ゆとりを持ったスケジューリングで更新プランを立てていきましょう。

   

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